2011年3月11日、史上最大の大地震がこの日本に襲いかかりました。
あの時ほど、人間が大自然の前ではこんなに無力であると思えた事はありません。あの時ほど、何も出来ない自分を嘆き、御仏におすがりした事もありません。
実は、この大震災があった町、気仙沼に修行時代の後輩のお寺があります。彼は、そのお寺で住職をしております。このような縁もあり、私も被災地に何度か足 を運ばさせていただきました。東日本の人達は、瓦礫の山とかした我が村、我が町を見つめ、絶望の淵の中で苦しんでいました。そして、あの大津波によって大 けがをした人、生きる希望を失ったお年寄り達が、1人また1人とお亡くなりになっていました。
私は、この未曾有の出来事を境に、自分に何か出来ることはないかと考えました。そして、お寺でチャリティーコンサートをする事にたどり着き、洞光院「月の兎会」を発足致しました。「月の兎」とは、お釈迦様がよくお話をされたという言い伝えがある、インドの昔話です。
少し、ご紹介いたします。
私は、この月の兎の昔話のように、命までとは言わないが少しでも自分の身をけずるぐらいの覚悟が必要であると考えました。この未曾有の出来事に対し、少しでもお役に立たせて頂きたいという思いで、この名前を付けさせていただきました。
このチャリティーコンサートは、出来るかぎり続けていきます。そして、集まりました寄付金を、その都度最適な場所に届けてまいります。一人でも多くの人達 が、このコンサートの主旨に賛同して頂き、お集まり頂くことを願っております。そして皆様の温かい気持ちが、困っている人達に届くように、活動していきま す。
第7回オペラ
第6回 オペラ
第3回ゲスト 小室等さん・こむろゆいさん
第2回ゲスト 和太鼓衆 悟空
第1回ゲスト 岡田修さん