東日本大震災が起こってから、1年が過ぎました。今もなお、苦しんでおられる人びとがいると言う事を私達は忘れてはなりません。
今回は昨年音楽活動50周年を迎えられた、小室等さんと娘さんのこむろゆいさんをお招き致しました。お二人はラニヤップというデュオでも活動をされています。ご存知の通り、小室等さんは永六輔さんらと共に被災地に何度も足を運びチャリティー活動をしておられます。この度、洞光院「月のうさぎ会」の主旨を十分に御理解頂き歌を唱って下さいます。フォークのパイオニアと称された小室さんのその歌声をぜひ皆様ご堪能下さい。奮ってのご参加お待ち申し上げます。
詳細はPDFにて PDFダウンロードはこちら
洞光院 月のうさぎ会
記
会費制 会費1人につき2,000円 (高校生以下無料)
日 時 平成24年5月20日(日)
午後1時30分開場 午後2時開演 午後3時30分閉演
場 所 尾張旭市新居町山の田3219 洞光院本堂
※当日、切り取り線から下の参加証をお持ち下さい。それが領収書になります。
※会費は演奏者等に支払いする最小限の必要経費以外、すべて被災地の障害者の支援をしている「ゆめ風基金」に寄付させて頂きます。
※ご好意によりイトウホールの駐車場を午後4時30分まで御利用できます。
終了しました。沢山のご参加ありがとうございました。
七十回記念として、はじめて「禅を聞く会」がお寺から飛び出します。
洞光院の寺宝である桜の絵を描かれた、日本画家 南 正文氏のドキュメンタリー映画の上映とラジオパーソナリティーにて講談師の水谷ミミさんの講談「南 正文 画家になるまで」の二本立てです。清和の一夜、皆様元気をもらいに会場までお越し下さい。
日 時 平成24年4月25日(水) 午後6時開場 午後6時30分開演
場 所 尾張旭市文化会館「あさひのホール」
尾張旭市東大道町山の内2410−11 tel:0561-54-8500
演 題 第1部 講談「南 正文 画家になるまで」
第2部 映画「天から見れば」
会費 無料
・檀家以外の方でも構いません。家族やお友達を誘ってお越し下さい。
・受付の混雑と、お互いのために10分前までには必ず入場して下さい。
主催 洞光院「禅を聞く会」
水谷ミミ(水谷風鱗)
名古屋育ち。名古屋のみならず、大阪などでも活躍。大阪の旭堂一門の講談師道場に入門し、水谷風鱗としてプロの講談師となる。
再現ドラマ出演 小林綾子
人を惹き付け、その輪を広げる、圧倒的なバイタリティーはまさに天才そのもの。自分ももっと頑張らなければ!きっとそんな思いになる映画です。人って本当に素晴らしい!
洞光院に由来のある物語をご紹介いたします。
むかしむかし、ここ山の田に、ひとりの孝行娘が、病気の、おっかさんとすんでいました。娘の家は貧しくて、夏になっても蚊帳を吊ることもできませんでした。夜ともなるとたくさんの蚊が、病気のおっかさんと娘をおそいます。
娘は、おっかさんのために、夜通しうちわで蚊をおいやっていましたが、そんな夜がいく晩も続いて、つかれきっていました。
ある日、娘は考えた末に、洞光院の御本尊様のお釈迦様におすがりすることにしました。「お釈迦様、どうかおっかさんをゆっくり眠らせてあげてください。」
七日目の晩のこと、いつものようにおっかさんをうちわで扇いでいるうちに眠り込んでしまった娘の夢枕に、お釈迦様が立たれました。はっと目を覚ましたおっかさんを見ると、すやすやとおだやかな寝息をたてています。あれほどうるさかった蚊の羽音が、すっかり聞こえなくなっていたのです。それからというもの、娘の家のまわりには蚊が出ることもなく、おっかさんの病気も、みるみるよくなったということです。
尾張旭市 洞光院のむかしばなし
むかしばなしを集めた本、
「せと・あさひのむかしばなし1」で
紹介されています。
※「かんす」とは、このあたりの方言で蚊のことです。「蚊帳」は、蚊をよける網のことで、昔はこの網のテントのなかにお布団を敷いて眠りました。
見浦 大耕 (プロフィール)
1966年愛知県尾張旭市にある臨済宗洞光院の跡継ぎとして生まれる。中学校の3年間、飛騨の名刹禅昌寺において小僧生活を送る。花園大学卒業後、京都にある大本山相国寺専門道場にて禅の修業をし、その後洞光院副住職に就任、10年間務めたのち平成12年洞光院第17代住職に就任する。また、平成19年に自ら直腸癌摘出手術を受けた折、ガン難民コーディネーター藤野邦夫氏と出会い、免疫力の高め方等その教えを広める。
現在、死の為の寺ではなく生の為の寺として「禅を聞く会」「生事の会」など勢力的に活動中。また、平成23年3月11日の東日本大震災を機に「洞光院月の兎会」を発足しチャリティーコンサートなど様々なボランティア活動に従事する。
悩んだら一度お寺においで
洞光院では、様々な相談を無料で受けています。 |
輝本山 洞光院(きほんざん どうこういん)は御本尊に南無釈迦牟尼佛を安置し永禄元年(1558年)に建立されました。
約500年近い歴史があり現住職(大耕和尚)で17代目になります。臨済宗妙心寺派に属し大本山妙心寺の末寺になります。先住職(永紀和尚)の設計した枯山水は「美しい愛知づくり景観資源」に登録されています。また、古くより「棒の手(伝統芸能)」にまつわるお寺として境内には棒塚が安置してあります。
昔、お寺は「寺子屋」として道徳や学問を学ぶ場所であったり、身近にあるお悩み相談所のような正に生きる人々の為の集いの場所でありました。洞光院は法事や葬式だけでなくお寺としての原点に立ち返り、お越しに来られた皆様が「ほっ」と安心できるお寺をめざしています。